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立ちはだかる壁
しばらくして花井先生から連絡がありました。
役員の数が足らないと言います。
僕が用意した役員は、理事3人と監事1人。
これはNPO法人を設立するには最低限の役員数でしたが、この人数の場合、役員同士に配偶者などの親族を含めることができません。理事と監事であれば大丈夫なのではないかと思っていたのですが、三浦さんと三浦さんの娘さんが役員になっていることが問題視されたのです。
知り合いには、すでにあらかた声をかけていました。
今から代わりの人が見つかるだろうかと困っていると、花井先生がこんな提案をしてくれました。
「私がヘリオスの監事になってもいいですよ」
忙しいはずの花井先生がそんなことを言ってくれたのです。
僕にとってまるで夢のような話でした。
さらに、本来なら多くの時間と費用がかかるNPO法人設立の手続きを、花井先生はボランティアで進めてくださいました。
なぜ花井先生がそこまで協力してくださるのか。
僕にはその理由がわかりませんが、何とかしなければいけないという僕の強い思いが花井先生に通じたのではないか。今ではそう思っています。
無事にNPO法人ヘリオスを設立することができたのは、花井先生、そして理事を務めてくれた鈴木さん、三浦さんのお力があったからです。
心から感謝しています。