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【特集】史上最多種目、コロナ、ドーピング…激動の北京五輪から1年

「週刊文春」編集部
エンタメ スポーツ
 

 日本が史上最多となる18個のメダルを獲得した北京冬季五輪から1年が経ちました。日本勢の輝かしい成績に沸く一方で、新型コロナが猛威をふるう中での未だかつてない厳戒態勢、女子フィギュアスケートに出場したロシアのカミラ・ワリエワ選手のドーピング疑惑、スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手を襲った“不可解ジャッジ”問題など、4年に1度の祭典を揺るがす騒動も数多くありました。「週刊文春」が伝えた“2022年北京冬季五輪”を振り返ります。

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羽生結弦の涙 愛した四人の女性

 

 ソチ、平昌、北京。羽生結弦の傍らには、彼を愛した4人の女性がいた。別れの道を選んだ人もいれば、自らの夢を諦めた人もいる。そして“ラストダンス”まで支え続けたのは――。誰も書かなかった「絶対王者」の物語。

 

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羽生結弦、断絶の五輪 去ったパートナーの苛立ち、リンク脇の男女との“冷たい距離”

 

「ずっと壁を登りたいと思っていたんですけど、色々な方に手を差し伸べてもらって、色々なきっかけを作ってもらって登ってこれたと思っているんですけど、最後に壁の上で手を伸ばしていたのは、9歳の俺自身だったなと思って」

 

 2月14日の会見で、4回転半への挑戦についてこう語った羽生結弦(27)。“最後のコーチ”は9歳の自分自身だったと――。

 

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鍵山優真 “さすらいの子連れコーチ”父子の逆転人生

 

 「全てをここにぶつけるつもりで練習してきたので、80%くらいかな……出し切れたと思います」

 

 サルコー、ループ、トーループ……北京の氷上で魅せた怒濤の3連続4回転で、五輪団体戦銅メダルの立役者となった鍵山優真(18)。最後のジャンプの着氷に成功すると、画面に映し出されたのはコーチで父の正和さん(50)のガッツポーズ。二人三脚で歩んだ苦難の日々が、彼の地で花を咲かせた瞬間だった――。

 

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宇野昌磨が履いた“小塚崇彦ブレード”を鍵山優真父は…

 

「スケーティングがすごく上手で綺麗なので、そういう部分を真似したい」

 

 ジュニア時代、憧れの選手に宇野昌磨(24)の名を挙げていた鍵山優真(18)。

 

 北京でも“ペアルック”が実現する可能性があったのだが……。

 

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意地悪質問に…金メダル級のネイサン・チェンの取材対応

 

 北京五輪フィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得したネイサン・チェン(22・米国)。世界選手権三連覇の実績を引っさげて北京入りしたが、待っていたのは思わぬ逆風だった。

 

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羽生結弦「消えた整体師」 「痛みの95%は魂から」体のメンテナンス担当が…

 

「足首はちゃんと休ませてあげようと思っています」

 

 北京五輪ラストの演技となるエキシビションも、痛み止めを飲みながら出場した羽生結弦(27)は、演技後に古傷をこう労った。

 

 ただ、北京のリンクサイドには、過去の2大会で羽生を痛みから救った“あの人”の姿はなかった。

 

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羽生結弦 北京五輪出場は確定で絶対にアノ人が必要だ

 

 11月12日からのNHK杯に続き、同26日からのロシア杯も欠場することが決まった羽生結弦(26)。北京五輪まで100日を切り、五輪3連覇に黄信号か――。

 

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ワリエワ号泣 トルソワ造反 ロシア“少女絶望工場”

 

「原料と製品。敢えてこの言葉を使いますが、でもそれが現実。メドヴェージェワは我々の工場の製品です」

 

 ロシアフィギュア界で“鉄の女”の異名を持つコーチ、エテリ・トゥトベリーゼ(47)はかつて、愛弟子をそう喩えていた。

 

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“お荷物”扱い、監視員バイト 木原龍一のペア「逆転人生」

 

 北京五輪のフィギュアスケート団体戦でショート4位、フリー2位と銅メダルに貢献し、人気が急上昇したのが「りくりゅう」こと三浦璃来(りく)・木原龍一ペアだ。

 

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不味い食事、雑魚寝、“監視” 記者が見た「本当の北京五輪」

 

 今回は東京五輪より厳格な、クローズド・ループというバブル方式を採用。全会場が壁に囲まれ、バブル外を移動するバスの窓すら開けられないほど。外に出られない代わりに、「さぞ良いサポートを受けられるはず」と、期待を膨らませた関係者も多かったが――。

 

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モーグル4選手の自粛破りにスキー連盟“温情処分”のワケ

 

 SNSに投稿された写真には、女性の接客を受けながら楽しげに酒を飲む男たちの姿が。だが、時期も彼らの立場も悪かった――。

 

「その場にいたのは全日本スキー連盟に所属する、フリースタイル・モーグルの4選手。来年2月に開催される北京五輪の代表候補でした」(スキー連盟関係者)

 

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平野歩夢 摑んだ、一家の夢。

 

 北京五輪スノーボード男子ハーフパイプ決勝で大逆転の末、金メダルに輝いた平野歩夢。平野が12歳の頃から海外遠征を共にしてきたプロスノーボーダーの降旗由紀さんが、その足跡を語った。

 

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渡部暁斗 3つの秘密「骨で走る」「歌うま」「ごま油」

 

 4人のスキーヤーが、五輪の舞台で喜びを爆発させた。(左から)山本涼太(24)、渡部暁斗(33)、永井秀昭(38)、渡部善斗(30)は17日に行われた北京五輪ノルディック複合団体で3位に入賞。団体としては28年ぶりにメダルを獲得した。渡部暁斗は個人ラージヒルとともに二つの銅メダルを手に入れ、3大会連続メダルとなったのである。

 

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携帯もバイト代で購入 髙木美帆の清貧が凄い!

 

 異例の5種目に出場し、金1個、銀3個のメダルを獲得した髙木美帆(27)。でも、彼女が凄いのは、メダルの数だけじゃない。

 

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スノボ、スケート 不可解ジャッジの真犯人

 

「命張ってリスクも背負っているので、スルーしない方がいいんじゃないか」

 

 採点にそう不満を示したのは、男子ハーフパイプ金メダリストの平野歩夢(23)。決勝2本目の滑走で人類初の超大技「トリプルコーク1440」を三度も成功させ、完璧な滑りを見せたが、点数は伸び悩んだ。

 

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source : 週刊文春

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