「僕はさらば青春の光の森田さん家へ行きました」
嶋佐 僕はオズワルドの伊藤君に飲みましょうって言われたので、俺ん家で飲むか、と。コンビニで2、3缶ずつ買って帰ったんですけど、1本目の半分くらい飲んだらぐったり来ちゃって。その前にさんざん飲んでいたんで。もう飲めないなって言って、40分ぐらいで帰ってもらいました。
屋敷 僕はさらば青春の光の森田さん家へ行きました。森田さんは、トレンディエンジェルのたかしさんと何人かでM-1を観てたらしいんですよ。ちょっと来たらと言われて行きましたけど、ちょっとだけ居て、すぐ帰りました。
――少し時間が経ちましたが、決勝の舞台は、どんなものでしたか。
屋敷 もっと味わいたかったですね。一瞬で終わっちゃったんで。
嶋佐 最速で終わっちゃったんで。
屋敷 今思えば、M-1は、決勝進出を決めた瞬間がピークやったな。
LINEに100件くらいのメッセージ
――発表のときは、2人とも号泣していたそうですね。
嶋佐 ここ数年、準々決勝か準決勝でずっと負けてたんで。ずっとお世話になっていた囲碁将棋さんとダイタクさんに「おめでとう」って言ってもらった瞬間に……。
屋敷 一気に泣けてきました。
嶋佐 びっくりしたんですけど、涙がボロボロ出てきて。
屋敷 発表のあと、取材とかラジオの収録があるんで、会場からタクシーでテレビ局に移動するんですよ。各コンビにディレクターが1人ついてくれて。タクシーの中で、初めて携帯をいじれるんですけど、LINEに100件くらいメッセージが入っていました。
嶋佐 1番うれしい瞬間だったな。これまで仕事でお世話になった人とか、芸人仲間とか、地元の友達が送ってくれたお祝いコメントを1件1件見つつ。やっぱりM-1ってすごいんだと思いました。
叙々苑弁当が死ぬほど置いてあって……
屋敷 テレビ局に到着すると、真っ白な控室に叙々苑弁当が死ぬほど置いてあって、飲み物もめちゃくちゃあって。これがファイナリストだけが見られる光景なんや、と。
嶋佐 もう、夜中だったけどな。あんときが一番テンション上がってた気がします。決勝決まると、こんな世界が待ってるんだって。その日、仕事が全部終ったあとは、見取り図の盛山さんと、からし蓮根の青空君と、インディアンスの田渕さんの4人で飲みにいって。その飲みも楽しかったなー。人生で、いちばんの飲みだったかもしれない。俺、決勝行けるんだ、最高だなみたいな。
屋敷 次の日から、ネタどうしよ、ってめっちゃ悩んでましたけど。
嶋佐 確かに。
――M-1はやはり芸人の人生を変えてくれる舞台なわけですね。