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西山朋佳三段、惜しくも三段リーグ「次点」となる

第66回奨励会三段リーグの最終日に臨む西山朋佳三段 提供:日本将棋連盟

 3月7日に行われた第66回三段リーグ17、18回戦の結果、服部慎一郎と谷合廣紀が四段昇段を決めた。12勝4敗で最終日を迎えた西山朋佳三段は、2連勝して14勝4敗の好成績を挙げたものの、前期順位が上だった服部、谷合の両名も同じく14勝4敗だったため、「頭ハネ」で次点(3位)に終わった。

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「女性初のプロ棋士」は惜しくも持ち越しとなってしまったが、過去に三段リーグで14勝した奨励会員はその後全員がプロになっている。今後は、通常の三段リーグ2位以内の条件に加えて、もう一度次点を取った場合にも四段に昇段することができる。新たな歴史を作ることができるのか、西山三段のチャレンジに来年も注目が集まる。