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「そうめんは飲み物」と断言 専門家に聞いた「そうめんが無限に食べられるレシピ」14選

2021/08/21

 私は、ソーメン二郎。そうめん研究家です。奈良県桜井市の生まれで、親戚が三輪そうめんの製麺所を経営していました。小学生の頃は、夏のお中元シーズンになると贈答品として発送するそうめんの伝票に住所・名前を書いたり、祖母が箱詰めしたそうめんを台車に乗せて運んだりしていました。実家にも当然、三輪そうめんが木箱でたくさんあり、夏だけでなく冬はにゅうめんで食べたり、味噌汁や豚汁に通年そうめんを入れて食べる習慣がありました。

 しかし、そこはどうしても小学生。そうめんに飽きてしまうのです。もちろん、そうめん屋の家系で生まれ育った人間ですからそうめんに飽きてしまっては商いはできません。そこで、新レシピを夏休みの自由研究で考えました。めんつゆにごま油を入れたらどうか、缶詰のツナと一緒に食べたら美味しい、意外とイタリアンドレッシングがイケる……など、試行錯誤を続ける夏休みを過ごしていたのです。

 そんな子どもが成長し、いまでは「大人のそうめんレシピ」を考えるようになりました。今回は、そんなレシピの中から選りすぐった14個の「無限そうめんレシピ」をご紹介させて頂ければと思います。

■1:そうめんは飲み物「オリーブオイル&ハーブソルトそうめん」

 まずは、めんつゆを使わないそうめんレシピでそうめんそのものの喉越しを味わってみましょう。めんつゆで食べるとどうしても“めんつゆの味”になってしまいます。そこで、イタリア人にとっては飲み物であるというオリーブオイルを使います。

「オリーブオイル&ハーブソルトそうめん」。“そうめんは飲み物”を実感して下さい

 そうめんは喉越し命です。そうめんは飲み物だと思っているソーメン二郎。オリーブオイルとそうめんが一心同体になればもう完全にドリンク感覚です。細かく刻んだみょうが、大葉、しょうが(薬味三兄弟)にハーブソルトをパラパラとまぶして召し上がって下さい。“めんつゆ”だけではわからなかった、そうめんの新世界が広がっているでしょう。