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■2:めんつゆとトマトのハーモニー「イタリアンそうめん」

 次はイタリア風そうめんレシピです。そうめんの細さは、1ミリ程度で日本の麺の中では最も細いものです。小麦で作られたそうめんはイタリアのパスタで言うならば極細のカッペリーニ。パスタのレシピにも柔軟に合わせられるのがそうめんの魅力です、先ほどよりももっと一気に“イタリアン”に振ってみましょう。

「イタリアンそうめん」めんつゆとトマトジュースの絶妙ハーモニー

 鰹だしのめんつゆ(大さじ3)にトマトジュース(100ミリリットル)を混ぜます。角切りにしたトマト、生バジル、千切ったモッツァレラチーズを冷たくしたそうめんの上にトッピングし、エキストラバージン・オリーブオイルとハーブソルトをかけたら完成です。東京五輪で来日したイタリア人オリンピック選手にも自信をもっておすすめしたかったそうめんレシピです。

■3:数世紀前の貴族の味に…「室町時代風ごまだれくるみそうめん」

 現在、そうめんは醤油系のめんつゆにつけて食べるようになりましたが、その昔、江戸時代に醤油ができる以前の室町時代は、貴族はお酢やからしを使ってそうめんを食べていたという説があります。貴族になったつもりで再現してみましょう。

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 当時にならい、お酢、からし、味噌、梅肉、にんにく、こしょう、ごまを混ぜてそこにくるみをトッピング。特に、くるみは貴族が食べていた宮中料理の高級食材。

「室町時代風ごまだれくるみそうめん」貴族になった気分でどうぞ

 味噌だと少し塩辛くなってしまうので、現代風で味噌をごまドレッシングに替えてお試しください。なんとも日本人好みの親しみのある味になります。