14位 海鮮三崎港 (東京)
14位は「海鮮三崎港」。まぐろの水揚げで知られる神奈川の三崎港を店名に冠し、関東を中心として一部東北や関西でもチェーン展開されている。
海鮮三崎港は1997年に目黒店から始まった。その後は吉野家グループを経て現在はスシローグループとなっている。首都圏への出店を急ぎたいスシローにとって、首都圏に強い海鮮三崎港とのタッグは鬼に金棒なのだろう。
タッチパネルでオーダーするとすぐに特急レーンで運ばれてくるので、いつでも握りたてのものが楽しめる。
〈推しネタ〉とろけるような旨みが爆発「ミナミまぐろ大トロ」
「ミナミまぐろ大とろ」は、コッテリとした脂の旨さを感じられる一皿。舌の上でソフトに溶けていく感触は、まさに大トロならでは。
他にも炙り系や3貫系など回転寿司でメジャーなネタはほとんど押さえており、グルメ回転寿司らしくリッチな大きさのネタがラインナップしているのが海鮮三崎港の特徴だ。
13位 がってん寿司 (埼玉)
13位は、埼玉に発祥し関東を中心にチェーン展開する「がってん寿司」。
「がってん承知!」のかけ声も勇ましい同店は、海の無い埼玉にありながら、新鮮で上質なネタの数々が人気のお店だ。
がってん寿司は1995年に埼玉からスタートし、グルメ回転寿司として関東圏を中心に120店舗ほどを展開している。「海無し県だからこそ自由な仕入れができる」という逆転の発想と、市場直送・店内調理が人気の秘密。
ちなみにがってん寿司を運営するRDC社は、歯科医院を開業した後に回転寿司に転身したという異色の会社だ。
私は店内にこのようなポエムがあると必ず目を通すが、がってん寿司のものはリズム感もよく、つい口に出して読みたくなってしまう。ホィきたがってん承知の助!
〈推しネタ〉これまでの真鯛感を覆す!「がってん真鯛 湯霜造り」
回転寿司のネタとして「真鯛」の立ち位置は決してセンターではないが、がってん寿司は違う。
「がってん真鯛」と名付けられた気合いの通り、想像を超えた柔らかさと、臭みのなくさわやかな旨味を味わわせてくれる。これまでの真鯛観を大きく変えられた絶品。
ちなみに湯霜造りとは熱湯にさっと通すという造り方で、この真鯛の柔らかさは湯霜造りによるものだろう。