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青森「人生最高のしめさば」、埼玉「海なし県だから出せる真鯛」、道東の衝撃「生のにしん」…全日本ローカル回転寿司チェーンベスト15〈東日本編〉

青森「人生最高のしめさば」、埼玉「海なし県だから出せる真鯛」、道東の衝撃「生のにしん」…全日本ローカル回転寿司チェーンベスト15〈東日本編〉

全日本ローカル回転寿司チェーンベスト15 前編

2021/10/02

genre : ライフ, グルメ,

note

10位 魚魚丸 (愛知)

 魚魚丸と書いて、ととまると読む。愛知の三河エリアに生まれた「魚魚丸」は、三河湾や伊勢湾の地魚はもちろん、三河の味噌文化をも感じさせてくれるグルメ回転寿司だ。

「廻鮮江戸前すし 魚魚丸」1号店 三好店

 元々は「あいデリカ」という回転寿司だったが、1999年にグルメ回転寿司「魚魚丸」として新規オープン。現在では愛知県を中心としたチェーン展開を行っている。

 皿の価格は120円から480円までと比較的低価格帯でまとまっている。

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〈推しネタ〉三河の味噌愛あふれる!「ナス田楽」

田楽味噌とナスが三河を感じさせる「ナス田楽」(税込132円)

 120円という低価格帯のネタにも関わらず推しネタに入ったのは、三河伝統の味である田楽味噌と大きなナスがネタになった「ナス田楽」。

息の長い人気商品だというナス田楽

 1号店がオープンした時からの人気メニューとのことで、三河の方々がいかに味噌を愛しているかが感じられる逸品だ。

 揚げたナスに、甘くてコクのある田楽味噌がリッチに奢られている。ネタが大きいので握り寿司を食べている感覚は薄いが、魚魚丸秘伝のすし酢で作られたシャリとの相性は抜群。

令和を記念した期間限定ネタ「令和寿司」(現在は提供なし)

 ちなみに訪れたのは令和元年の5月。つまり元号が平成から令和になったタイミングだったのだが、それを記念して作られた期間限定の創作寿司「令和寿司」がこれ。

「とにかく派手に!」という徳川家康の甲冑のようなギラギラ三河イズムを感じ、ノックアウトさせられた。もちろん味も絶品である。

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