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5位 もりもり寿し (石川)

 北陸でも石川は特にグルメ回転寿司の激戦区。ここ「もりもり寿し」は石川県を中心に、首都圏のショッピングセンターにも出店するグルメ回転寿司だ。

「まわる寿し もりもり寿し」1号店 野々市店

 数々の高級寿司店がひしめく金沢で、金沢まいもん寿司と共にしのぎを削るのがもりもり寿司。2016年には能登半島の宇出津新港に能登総本店もオープンし、北陸発祥回転寿司のイメージリーダーとしての地位を高めている。

1号店である野々市店は旧本店だ

 もりもり寿司1号店である野々市店は、能登総本店ができる前は本店扱いだった。これはまだ本店だった時代の写真で、什器メーカーや取引のある卸業者などがスペシャルサンクスとして飾られたもの。キラキラ具合に金沢を感じる。

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〈推しネタ〉白身の大トロ!「のど黒炙り」

金沢の高級寿司ネタを代表する「のど黒炙り」(税別600円)

 日本海を代表する寿司ネタ、のどぐろ。良質の脂身が楽しめて、白身の大トロとも呼ばれることもある高級魚だ。

 もりもり寿司ののどぐろはたっぷりと脂が乗り、ネタの厚みも十分。軽く炙られたことによるビターな風味が、柔らかい白身の甘さと旨味を最大限に引き出してくれる。さすが金沢ののどぐろだと思える一品だ。

4位 氷見きときと寿し (富山)

 富山では「きときと」という言葉は新鮮という意味で、その名のとおり地元富山の食材はもちろん全国の新鮮な食材が楽しめるグルメ回転寿司が「氷見きときと寿司」だ。

「氷見きときと寿司」氷見本店

「ひみ寒ぶり」。それは富山湾にて冬の短い期間に定置網で捕獲され、氷見漁港で競られたぶりのブランド。産卵前のぶりは丸々と脂を蓄え、重さ6キロ以上になるという上物だ。

 そんな寒ぶりの聖地にある氷見きときと寿司では、他にないレベルのぶりを楽しむことができる。

「鰤」から始まる氷見きときと寿司のタッチパネル

 さすが富山!と思ったのは、タッチパネルが「鰤」から始まるところ。多くの回転寿司ではまぐろが主役だが、ぶりの聖地である富山では当たり前のようにぶりが主役なのだ。

〈推しネタ〉ぶりのイメージが一新!「ぶりとろ」

寒ぶりの季節にオーダーした氷見の絶品「ぶりとろ」(税抜380円)

 訪問したのは12月、まさにひみ寒ぶりのシーズンだ。そこでオーダーした「ぶりとろ」は、ぶりの中でも特に脂身の多いネタ。とろけるような脂身が、口の中で柔らかく消えていく。ぶりのイメージが一新されるような衝撃体験だ。

〈推しネタ2〉この時期が最高!「地物甘えび」

店員さんに強くプッシュされてオーダーしてみた「地物甘えび」(税別380円)

「この時期(12月)の甘えびが最高なんですよ!」とプッシュされたのでオーダーした「甘えび」。その甘さ、そして柔らかさが素晴らしく、店員さんのプッシュには理由があると思えた一皿だ。