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1年間で260泊した私が選んだ「本当によかったホテル&旅館」50選(2021年4月~6月編)

2022/01/29

genre : エンタメ, , 娯楽

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5月6日(木)TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN(長野県軽井沢町)

https://twin-line-hotel.com/

TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN(長野県軽井沢町)

 軽井沢にありそうでなかったタイプのホテル。“東京24区”ともいわれ、都市としての顔もある軽井沢。軽井沢駅と旧軽井沢のちょうど中間にある東雲交差点の角という立地は、都会的かつリゾートという軽井沢の魅力を実感できる。「TWIN-LINE」というホテル名の通り、様々な物がツインで設え置かれている。

TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN(長野県軽井沢町)

 シェアする空間とプライベート空間が程よくクロスするライフスタイル型ホテルだが、ゲスト層は、カルチャーコンシャスな若者、クリエイター、ノマドワーカーなどがイメージされる。都会の喧噪もなく、かといって田舎の憂鬱もない、ちょっとクリエイティブな軽井沢ホテルステイが満喫できる。

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TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN(長野県軽井沢町)

「TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN」でのディナーはレストラン「ホセ・ルイス軽井沢」にて。スペイン・マドリード市民に60年以上にわたり愛され、東京・渋谷にも出店している「ホセ・ルイス」が軽井沢に上陸、コンセプトは“信州×スパニッシュ・レストラン×デリ”。イベリコ豚のカツレツに悶絶し、〆は“ホセ・ライス”。渋谷にはない、ふわとろ卵がのった軽井沢限定メニュー。デザートとコーヒーはラウンジへ移動、外へ出ると涼風が心地よい夏のリゾート。

5月9日(日)日南海岸 南郷プリンスホテル(宮崎県日南市)

https://www.princehotels.co.jp/nango/

日南海岸 南郷プリンスホテル(宮崎県日南市) 

 南日本唯一のプリンスホテルへ。東京エリアのプリンスホテルのスタッフから「ここは南郷ならぬ“マンゴープリンスホテル”」と聞いていたこともあり、マンゴーシーズンに合わせて訪問。シーサイドホテルは数あれど客室からの眺望は特筆すべきもの。両サイドに入り江が連なり、奥には無数の島が望める。

日南海岸 南郷プリンスホテル(宮崎県日南市)

 西武ライオンズキャンプ地としても知られ、館内はライオンズで溢れている。最寄りのJR南郷駅もライオンズ一色。

日南海岸 南郷プリンスホテル(宮崎県日南市)

 宮崎牛や地鶏、黒瀬のブリも秀逸だが、心掴まれたディナーメニューのひとつが真鯛のカルパッチョ。定番メニューだが、日向夏のソースが新鮮な鯛と調和し、旨みが引き立つ。また、名物の鰹をふんだんに用いたカツオ尽くしコースにも注目。