1ページ目から読む
3/9ページ目
4月25日(日)HAKONE NICA(神奈川県箱根町)
箱根・宮城野に2020年11月に開業した「HAKONE NICA」は、国道から脇道を入り、かなり坂を上がった場所にあり隠れ家度満点。入館すると、オープンエアーの開放的なロビーラウンジが迎えてくれる。正面の山腹に臨む強羅温泉や早雲山、富士山の眺望に圧倒されていると、シャンパンが振る舞われる。
客室には当然のように露天風呂、そしてベッドのクオリティに唸る。先日出向いた西伊豆の「LOQUAT(ロクワット)」同様にオールインクルーシブがテーマのひとつ。全8室でスタッフ8人。フリードリンクでアルコールもなかなかの充実度。
「HAKONE NICA」のディナー、テーマはフュージョン料理。新進気鋭の若手シェフが手がけ、イタリアでの経験に和のエッセンスを取り入れている。ホテルのロゴが入った紙製の箸箱に入った箸は先端が細く、食べやすい。「いい箸ですね」と伝えると「みなさまにお土産としてプレゼントさせていただいております」と。う~む、行き届いている。
4月28日(水)福山ニューキャッスルホテル(広島県福山市)
福山駅前に建つ、ご当地を代表する独立系フルサービスホテル。独特の空気感や存在感があり、地域の色を醸し出しつつもグローバルを意識したサービスも充実し、ホテル評論家としては気になる存在。
客室から望む新幹線と福山城も萌えるビュー。最新の設備が導入されているわけではないが、何とも落ち着く雰囲気は伝統のなせる技か。
料飲施設も充実しているが、酒類提供禁止という時期だけに夜の営業は中国料理のみ。リーズナブルな価格で盛りもいい。このホテルがあるだけで、また福山に出向きたくなる。