「あくまでも個人的な感覚ですが、ショーアウフグースをなさる方は20～30人ほどでしょうか。熱波がうまいからお客さんがつくっていうわけでもないのが面白いところですよね。この人を応援してあげたいって思える人にお客様が集まることもあります。鮭山未菜美さんというアイドル的な人気を持っている人もいます。ファンが彼女のステージ（サウナ）を回るみたいな。サウナ界も変わったなと。
ある意味、サウナというステージですから。アウフグースマスターからテレビのスターが出るぐらいの可能性もあるかもしれませんよね。そういう人が出てくると、一気に認知度が上がるという気がしますよね。ただ、忘れてはいけないのが、基本的にはサウナのスタッフを優先してあげたい。スタッフにスポットライトを当てることが大会を始めた基本理念だと思うので。大型サウナ室もアウフグースマスターや熱波師がいなければあくまでもハードサービスの一部に過ぎない。彼らの情熱や魂が入ると生き物のように人々を魅了するショーアウフグースになるんです」
サウナ界のサラブレッドとして生まれ、トップランナーとして文化を生み業界をけん引し続けてきた金。彼はこれから、どんなサウナを創りだすのか。
本当に作りたいサウナ
「ひとり静かに入るのも、銭湯みたいにみんなが来てコミュニティ化するのも、シアターのようなエンタメスタイルで大人数で盛り上がるのもサウナ。いろんなサウナがあっていい。選べるということが重要で、それが文化を作っていく。間違いなく日本は今、サウナでは世界でトップレベルだと思います。
個人的には昭和スタイルの店も好きなんですよね。居心地もいいし。みんなゴーイングマイウェイで、各々サウナ入って、水風呂入って、マッサージやって、アカスリやって、ビール飲んでみたいな感じの。そのうち伊勢佐木町あたりに旧き良き店舗を出しているかもしれませんね。“サウナ白夜”という名前で（笑）」
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「スカイスパYOKOHAMA」
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