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――大学に通っていたわけですから、体力的にハードだったのでは。

桃戸 塾講師のバイトもしてました。塾だと、終わりが早いんで。だから、あの頃は朝起きて、大学に行って、15時から16時ぐらいに大学が終わるんで、そこから塾のバイト。塾で2限くらい教えたら、家に帰るっていうのが、1日の基本的なスケジュールでしたね。

 

警察から父に連絡が入り…母の死を知ったときの心境

――お母さんが亡くなられたのは、大学1年のいつごろですか。

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桃戸 9月でした。塾でバイトしてる最中に、父から電話が来て知らされて。母は外出していて、身分証などを持った状態で亡くなっていたので、それを見た警察から父に連絡が入ったんです。それで父と一緒に、遺体の確認をしに警察署に行きました。

――5回以上自殺未遂していたとのことですが、そのうえで亡くなられると、ショックを受ける以前にどこか死を納得してしまうものなのでしょうか。

桃戸 そういう感覚でしたね。以前とは違う母の姿をずっと見てるほうが辛くて、ホッとしたじゃないですけど「ああ、そうなんだ」っていう。覚悟してたわけじゃないですけど、そんなに悲しいという感情でもなかったし、ひどく驚いたわけでもなかったかな。

 ほんと「ああ、そうなんだ」という、普通に事実を受け入れるテンションだったと思います。

――お父さんの様子は。

桃戸 父はすごい泣いてました。

 

母が亡くなってから、ストレスで太ってしまった理由

――その後、桃戸さんご自身はストレスで太ったそうですけど。

桃戸 母が亡くなってから太りましたね。1年生の後半から2年生の前半にかけて、1年で太ってきたっていう。父が悲しんでる姿が、ストレスになったんですよ。それで家にいるのが辛くなって、とにかく友だちと外食ばかりしていたんです。好きなものを好きなだけ食べてたら、当たり前ですけど太っちゃって。10kgぐらいオーバーしてたのかな。その頃は、運動もしてませんでしたし。