――解放されてから、拘束されている間にネットとかで批判もあったわけですけど、それらはご存知ですか?

照井 軽く話は聞いていて、結構ひどいこともあるから見ない方がいいよとは、友達に言われています。どこまでの情報が流出したとか、それは友達づてに聞いています。でも、何を言っても批判されかねないなって思ってたんで、いったんSNSはお休みにして、SNSとは関係ない生活をしようと。最初の方はもう海外とかお腹いっぱいですって感じだったけど、何ヶ月かしたら、今ちょっと時間あるしって、海外旅行も再開しました。

「外務省に迷惑かけて血税を使った」と批判も…

――日本では「のこのこ撮り鉄に出かけて、外務省に迷惑かけて血税を使った」という声があったこと、拘置所に届いたお父様からの手紙でも「そう見られるだろう」と書いてあったと本にありました。それらに関して、今思うことはありますか?

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照井 それはもう本当にすみませんでしたと言う他ないです。反論の余地はないですよね。ただ、起こってしまったことはどうしようもないので、自分が悪かったっていう点は反省しています。危険なエリアへの海外旅行は、自分のように何があるかわからない以上、自粛した方がいいのかなと思います。

あくまで自分の興味が先にある

――お父様から「思考に偏りがある」「SNS上で賞賛されたいという欲望に振り回されて人生を台無しにすることがあってはならない」というふうに言われたと。それについて、ご自分でどう思われますか?

『ベラルーシ獄中留学記』(照井希衣 著/小学館)

照井 別に過激な地域に行きたいわけではなく、琴線に触れた地域が偶然ちょっとだけ危険な地域だったんです。ロシアとか実際興味はあるけど、せっかく一般人が行かなさそうな場所に行っているのに、何も情報発信しないのはもったいないと思っているんです。

 親から「承認欲求が強いんじゃないか」とは実際言われていますけど、普段からSNSで旅行している人のマイナー情報を見て参考にしていたので、自分も情報を流していった方がいいのかなと思ったんですね。承認欲求を充足するようなマイナー地域を無意識に選んでいた可能性はゼロではないんですけど、あくまで自分の興味の方が先にあるってことはお伝えしたいと思います。