厳しさを履き違えていた新生UWFの道場

──長井さんがデビューする前に新生UWFは解散になってしまったわけですが、首をケガしたあと、解散前に道場には戻れたんですか?

長井 戻れなかったです。退院はしたんですけど足と手にまだ後遺症が出ていたし、足をひきずるような感じで歩いてたんで。首のコルセットもまだ着けてたのかな。だから結局は道場には戻れなかったですね。

──中途半端な形で戻ったら、それこそ次はなにをされるのかわからないですもんね。

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長井 「お前の家は寮なんだから、寮に戻ってこい」ってある先輩からずっと言われてたんですよ。でも、僕は山本がアゴを割られてから退院後にどんな目に遭ったのかを見ていたから、今この状態で戻ったら殺されてしまうなと思ったので戻らなかったですね。

──せっかく助かった命ですもんね。

長井 たぶんあの状態で戻ったら、「お前、あれやれ!」って言われて「できません!」って言っても「できねえんじゃねえんだよ!」って、潰されてたと思います。新生UWFの道場って、そういうところでしたから。あの時代って厳しさを履き違えていたんだと思います。だから僕はリングスに行ったあと、「練習はいくら厳しくしてもイジメだけは絶対にやらせない」と思ってましたね。

──若手のいちばん上として、それだけは絶対に後輩にもやらせないと。