15位「口裂け女」
「口の両サイドに輪ゴムがついていて、耳にかけると口裂け女に変身できるという優れもの。ゴムでできているので、カプセルから出す時点で、すでに質感が本当の唇のようで気持ち悪い。ベトベトしているんです」77~78年、20円、今野産業製。
14位「西洋妖怪消し&ポリヘッド」
「『ポリヘッド』というのはプラスチックでできた首です。ガチャガチャから、首だけポロっと落ちてくる。生首みたいで恐怖です。もう一つの『西洋妖怪消し』は妖怪の胸体。当初はペンシルキャップでしたが、いつの間にか中がくり抜かれなくなった。穴を開けるのが面倒になったのでしょうね」77~78年、20円、コスモス製。
13位「得体の知れない宇宙人」
「一見ポケモン風ですが、何十年も前の商品です。今だったらキモカワと言われるのかもしれません。目がクリクリと動きます。これは『ハズレ』として入っている商品なので、みんな捨てちゃう。僕はそれをゴミ箱から拾っていたタイプ。ゴミ箱いっぱいに、この宇宙人がいると気持ち悪いですよ」70年代前半、20円、ぺニイ製。
12位「光る妖怪消し」
「これは妖怪ブームの時に、セイカノートが『光る消しゴム』の妖怪シリーズを販売していたんですが、それを真似した商品ですね。おそらく素材に蓄光を練りこんで作ったんだと思います。デザインは『仮面ライダー』の怪人のパクリでしょうね」78年、20円、コスモス製。
11位「光る妖怪 雪女」
「夜釣りをやる時に使うサイリウム(ケミカルライトともいう)を透明塩ビ製の雪女の背中にはめるんですよ。そうすると雪女が暗闇で光って浮き出てくるんですよ。子どもだまし的ではありますが、現在マニアの間では8000円くらいで取り引きされている人気のガチャガチャです」80年、20円、コスモス製。