25位「稲川淳二の心霊写真カード」
「当時はまだ、稲川淳二さんはリアクション芸人として知られていましたから、怪談の語り部として認知されるきっかけになった商品かもしれません。心霊写真カードが6枚1組でカプセルに入っていて全40種類。ものが心霊写真ですから、全てをコンプリートしたところで喜んで良いものか……」92年、100円、キャンバス製。
24位「キョンシー消しゴム」
「85年に香港映画『霊幻道士』が公開されて、キョンシーブームが起こりました。キョンシーとおでこに貼る封印シールは、別のカプセルに入っているので、子供にとっては恐怖だったかも。この頃になると造形がリアルになってきます」86年、100円、コスモス製。
23位「ウルトラ虫」
「これはウルトラマンエース(青)とアイアンキング(赤)の顔にロボットのような手と足を付けたように見えるので、僕は勝手に「ウルトラ虫」と命名しています。気持ち悪いシロモノで、これではとても地球の平和は守れません(笑)」70年代前半、20円、ぺニイ製。
22位「死にかけ人形くん」
「90年代前半に『死にかけ人形』というのが女子高生の間で流行ったんですよ。これは『死にかけ人形くん』という“パチモン”。ガチャガチャの“パチモン”には往々にして『くん』を付けることが多い。これは首吊りバージョンですが、ほかにも数種類あるようです。大きさは20センチくらいなのですが、それが小さなカプセルにねじ込まれている。オカルトです」94~95年、100円、ユー製。
21位「光るホネホネマン」
「これはツクダオリジナルが出していた『ワームマン』を真似したものです。壁にぶつけると、その粘着力で張り付き、少しずつ落ちてくる。夜は特に不気味で、暗闇の中で光るんです。落ちてくるのを見上げながら待って、寸前に顔を引くという遊びで、スリルを味わっていました」80年、20円、コスモス製。