10位「キョンシーアームバンド」
「キョンシーの真似をするときに、腕にこれをはめると、仲間のキョンシーと一緒に飛び跳ねているように見える……という商品です。アームバンドとキョンシーがバネで繋がっていて、飛び跳ねるたびに、前後左右にキョンシーが揺れる。イラストのキョンシーがリアルで不気味です」86年、100円、ビーム製。
9位「“ヤッターマン風”消し」
「これはヤッターマン風ですけど、顔をよく見るとヤッターマンじゃない。見れば見るほど、じわじわと不気味さが伝わってきます。他社のオフィシャル商品でヤッターマンシリーズが人気で、その便乗商品だと思います」77年、20円、コスモス製。
8位「唐傘お化けプラモ」
「『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメが流行って、妖怪ブームが起きたんですが、その時に作られた妖怪プラモデルを再利用したようです。大きさは縦15センチぐらい。カプセルに『当たり』と書いてある紙が入っていて、店頭で引き換えて受け取るタイプの商品でした。箱には『お化けが光る』と書いているんですが、豆球などの装置は自分で揃えなくてはいけない。騙された感じがする商品です」80年、20円、コスモス製。
7位「ホラーマスク」
「もともとプロレスマスクというガチャガチャがあって、その妖怪版。大きさは子どもの顔のサイズより小さい。小学校の高学年になると、口の部分だけ露出して、すぐに正体がバレてしまう。ちなみに裏側には何も印刷はされていません。真っ白です」70年代後半、20円、今野産業製。
6位 「目玉」「キバ」「鼻」
「これは堺正章さんのドラマ『西遊記』が放送された時に作られたんですよ。『西遊記』の妖怪がモチーフなのかもしれません。『目玉ゴーグル』には、これを付けていると友達に目を押されて超痛かった思い出が。『つけ鼻』は笛のようにすると音が鳴る。『牙』は口に入れると石油くさくて少しもどしそうになってしまいますが、今でも売っているロングセラー商品です」70年代後半、20円、今野産業製。