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連載サウナ人生、波乱万蒸。

2021/12/30

 一軒家の人は小さくても家にバーニャを作り、週に1~2回入ります。うちにはなかったので、お父さんと毎週土曜日、ヴィヒタを脇に挟んで、日本の銭湯のようなパブリックのバーニャに行ったのをよく覚えています。友達とも、必ずマイヴィヒタ持参でバーニャに行きました。田舎のおばあさんの家にも小さなログハウスのバーニャがあって。すごく、小さくて暗くてね。とても良い想い出です」

 
バーニャにあるかわいらしいリビング
包みこむような温かさが特徴

ロシアでの最新バーニャ体験

「今年、1カ月間ロシアに行ってたんですけど、ロシアには本当に面白いバーニャが沢山あるんです。食事はもちろん、マッサージとかスクラブ、あとウィスキング(ヴィヒタを使って身体を叩き、血行を良くする行為)など体験サービスが充実しています。パブリックとプライベートを問わず色んなバーニャを回りました。

 ノヴォシビルスクの森の中には、貸し切りにできるログハウスがあり、私たちのバーニャという意味の、『ナシャバーニャ』がありました。そこではお客さん一人にセラピストが専属で付くんですね。その方がすごいバーニャに詳しいしウィスキングも上手で、『これぞバーニャ!』って感じたんです。

 2時間、ずっと私についていてくれたのですが、ロシアは寒くて、私は風邪気味だったんです。そうしたら、ウィスキングしながら『もう冷たいものはダメです』という言葉から始まり、その時の体調に合わせて、良いものと悪いものを的確にアドバイスしてくれるんです。バーニャに入る時も初めはこのやり方、2回目はこのやり方、3回目はこのやり方、入った後も、急激なクールダウンは絶対NGだから最初は手でゆっくり水をさわって、水の冷たさを感じたら、体がびっくりしないように、次に足、それから体に徐々にかけていく、と方法を教えてくれます。その後においしい蜂蜜と温かい紅茶をバーニャの中でいただきました。この流れがとってもリラックスできたんです。

ナシャバーニャ