文春図書館　今週の必読

最新回を読む

人間模様が鳥獣戯画のように見えてくる
『猿の見る夢』（桐野夏生著）
千早茜
2016/10/03
素朴に“語らせる”ことで生まれた重い「評伝」
『堤清二　罪と業　最後の「告白」』（児玉博著）
保阪正康
2016/09/27
就活、自意識、邪悪な恋愛……現代を衝く短編集
『何様』（朝井リョウ著）
吉田大助
2016/09/26
相手の本心を掴んで適正行動をとる
『顔色をうかがうは正解だった！　微表情（0・2秒のホンネ）を見抜く技術』（清水建二著）
竹内一郎
2016/09/20
映画でも小説でもない、驚くべき諜報の世界
『最高機密エージェント　CIAモスクワ諜報戦』（デイヴィッド・E・ホフマン著／花田知恵訳）
五味洋治
2016/09/19
グルメと恋とユーモアの盛り合わせ
『エスカルゴ兄弟』（津原泰水著）
吉田伸子
2016/09/13
“復讐法”を巡る濃厚な人間ドラマ
『ジャッジメント』（小林由香著）
佐藤優
2016/09/12
人間の枠組みに揺さぶりをかける怪作
『私の消滅』（中村文則著）
春日武彦
2016/09/06
知られざる熱いボクシングデイズ
『ボクシングと大東亜　東洋選手権と戦後アジア外交』（乗松優著）
後藤正治
2016/09/05
「世紀の大発見」の陰の挫折と苦悩
『重力波は歌う　アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち』（ジャンナ・レヴィン著／田沢恭子・松井信彦訳）
大栗博司
2016/08/30
こしらえの妙味
『伯爵夫人』（蓮實重彦著）
勝目梓
2016/08/29
安倍晋三に肉薄した記者によるドキュメント
『総理』（山口敬之著）
後房雄
2016/08/09
あらゆる人の運命を捻じ曲げる、戦争の悲惨を描く
『帰郷』（浅田次郎著）
川村湊
2016/08/08
来日50周年、あの「事件」を掘り起こす
『ビートルズ来日学　1966年、4人と出会った日本人の証言』（宮永正隆著）
湯川れい子
2016/08/02
読後にわかるタイトルの意味に涙する
『スタフ　staph』（道尾秀介著）
三浦天紗子
2016/08/01
空前絶後の図書プロジェクト
『戦地の図書館　海を越えた一億四千万冊』（モリー・グプティル・マニング著／松尾恭子訳）
深緑野分
2016/07/26
貧困家庭の少女と初老作家の運命が昏くきらめく
『亀と観覧車』（樋口有介著）
福井健太
2016/07/25
感動の味に辿りつくまでの秘話の数々
『日本酒ドラマチック』（山同敦子著）
山口恵以子
2016/07/19
経済大国日本の黎明期に秘められたドラマ
『ロケット・ササキ　ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正』（大西康之著）
江波戸哲夫
2016/07/18
仕事はずっと続く
『尻尾と心臓』（伊井直行著）
陣野俊史
2016/07/12

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