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4月30日に北側氏とA子さんは電話で話していた

「熊野さんは妻子がいるにも関わらず、以前から私に何度も肉体関係を迫り、プロポーズをしてきていました。これも立派なセクハラですから、最初に私に熊野さんを紹介したXさんにお伝えしていたのです」

 そして、このLINEの翌日の4月30日、午前9時50分頃から北側氏とA子さんは電話で話している。通話は56分間に及んだが、北側氏は冒頭から「この度は熊野くんの事で申し訳ございませんでした」と謝罪してきたとA子さんは取材に明かしている。

 北側氏に質問状を送ると、党本部を通じて書面で回答があった。

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 4月末時点で、セクハラを把握していたかについては「熊野氏に聞いたところ、4月26日深夜に女性に電話をしたが泥酔していて内容は覚えていない。女性からは翌朝電話で、前夜に失礼な言動があったと言われたとのことだった」「4月30日に(北側氏が)女性に電話で謝罪した。失礼な言動の具体的内容について女性から話はなかった」などと答えた。

熊野氏がA子さんに送ったLINE。彼女を凌辱するポルノ小説さながらの記述が

 既婚男性と独身女性とのトラブルであるにもかかわらず、北側副代表は「失礼な言動」の具体的内容について把握しようとせず、謝罪していたことになる。公明党の説明に疑義が生じるA子さんの証言と新たな物証が出たことで、熊野氏を参院選の比例候補として公認した党幹部の対応について、説明が求められることになりそうだ。

 9月14日(水)12時発売の「週刊文春 電子版」および9月15日(木)発売の「週刊文春」では、熊野氏とA子さんが交わした膨大なLINEについて詳しく分析し、報じている。

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