「食べログ」なんか見ずにとにかく街を歩き回ろう
酒井 『孤独のグルメ』のドラマ、いつも楽しみに観ています。久住さんご自身も、主人公の井之頭五郎みたいに食べ歩いてるんですか。
久住 いやいや、僕は食いしん坊でも何でもなくて、ご馳走にもあまり興味がないんです。食べ歩きの趣味もないし、仕事が終わらないと飲みにも行きません。だから一人飯は主に旅先で、宿に着いてから店を探しに出ていくのが楽しい。
酒井 一人ご飯のお店は、どういう基準で選ぶのでしょう。
久住 事前に何も調べないで、とにかく歩きますね。やっぱり観光客向けじゃなくて、その土地に住んでいる人が毎晩のように通う店、なおかつ古くから続いてる店に行きたい。長くやっている店には、親父や女将がいいとか、雰囲気がいいとか、続いてきた理由があるからです。
でも、そういう店を見つけるのは難しい。だから初めての街だと、入る店を決めるまで、ものすごーく歩いてたくさんのお店を見ますよ。
酒井 「さっき通り過ぎたあの店の方が、やっぱりよかったんじゃないかな」とか……。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2018年12月号