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2020/06/08

マー: 中国政府は開き直っていますが、中国人はコロナが自分の国から出ていることはわかっていますしね。中国政府がまともな情報を出すわけがないですから、コロナが危ないことを早期から予想していた人が多かったのではないでしょうか。私自身、自分の子どもにはかなり初期から気をつけさせていましたし。

在日中国人御用達のフードデリバリーアプリ『EASI』。「疫情关怀计划(コロナ流行配慮計画)」「西川口我来了(来たぜ西川口)」と、時勢と土地柄を反映したバナーが目立つ。

──なるほど。別途取材したところでは、さすがにお客さんとの濃厚接触が多いスナックやマッサージ店は厳しそうな感じでしたが、飲食店はまだ「最悪」とまでは言えない。

マー: 飲食店について言うと、中国人のほうが(国内で『美団[Meituan]』などのフードデリバリーアプリが広く普及していることもあって)デリバリーの習慣が定着していることも大きいかもしれません。

『EASI』という在日中国人向けの、日本国内の中華料理店にオーダーできる宅配アプリまでありますからね。けっこう、すぐ来るんですよ。うちもいまに対応するかもなあ……。

「コロナが終わる日を待っている」

 というわけで、意外としぶとくコロナ流行への対応を見せている21世紀のチャイナタウン・西川口。日本国内で気軽に本場の味を楽しめる名店たちが、無事にアフターコロナの世界を迎えられることを祈りたい。

中国東北地方の料理「鉄鍋炖」を出す西川口の「滕記熟食坊」。現在はどうやら一時的にクローズしている模様だが、復活を祈る……。2018年10月撮影

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 西川口の中国人以外にも、北関東の在日外国人たちはコロナ流行をどうやり過ごしたか? 群馬県のベトナム人、ブラジル人、ロヒンギャ、ムスリムのコミュニティに密着。詳しくは『文藝春秋』7月号(6月10日発売)掲載のレポート「失業、逃亡、集団感染 困窮する外国人労働者」をお読み下さい。

文藝春秋2020年7月号

 

文藝春秋

2020年6月10日 発売

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