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党首討論に臨む菅首相は「朴訥」…?

 さて今週水曜には菅首相が党首討論に臨む。もしかしたら盟友の竹中平蔵先生のことも聞かれるかもしれない。菅さん、討論なんて大丈夫だろうか。ふだんの会見でもちゃんと説明できないのに。

党首討論に臨む菅首相 ©JMPA

 しかしこんな安全・安心の記事を見つけた。産経新聞(5月28日)は菅首相について解説。

《当初、朴訥な首相は国会答弁が不安視されたが、最近は予算委員会などで野党の追及に語気を強めて反論する場面も増えてきた。》

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 あれは単に質問に答えていない態度に見えたが「朴訥」だったのだ。安心した。

 さらに注目はここ。

《首相側近は「1対1で相手を説得するのは得意だ」とも語る。》

 いかがだろうか。「1対1で相手を説得する」という行間がとても意味ありげです。それは官僚とかNHKとかの場合じゃ…いえ何でもありません。

「どういう仕事をしているか承知していない」

 しかし今回は国会という国民からも見える場所である。先ほどの首相を褒めた産経記事も「ただ、首相が防戦一方の展開となれば、逆にリーダーシップへの不安が広がりかねない」と最後に心配している。

 そういえば昨年秋の国会では竹中平蔵先生のことを問われ「どういう仕事をしているか私は承知していない」と答弁してしまった菅首相。

 竹中平蔵とはいったい何なのか?

 あすの党首討論では菅首相の得意技「安全・安心」は出るのか。説明しないまま乗り切れるのか。説明しないまま五輪を守ることはできるのか。

 ドキドキしながら“五輪観戦”したいと思います。