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戸建て分譲最大手・飯田GHD社長がパワハラ、公私混同の告発文書で監査役が調査

戸建て分譲最大手・飯田GHD社長がパワハラ、公私混同の告発文書で監査役が調査

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 また現在も一部が工事中の自宅の施工についても、〈自社社員を通常営業日、休日問わず酷使して関与させ、材料など含め、特別利害人及び利益相反行為に該当するにも関わらず、取締役会への承認過程を経ず、取引を行っている〉と記されていた。

監査役は「徹底して厳しくやります」

 飯田GHDの常勤監査役を務める石丸郁子氏に取材を申し入れると、石丸氏以下、計4名の監査役(社外含む)が「週刊文春」の取材に応じた。

――告発文書に関して、監査を行っている?

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「文書を受け取って、監査役会で共有しながら現在調査を続けています。兼井社長は兼務の状況も多いので、調べるところが大変多く、時間は相当かかるだろうなというところです」

――パワハラ被害を訴える声があがっている?

「パワハラと受け止められるものもある。そうじゃないっていう人もいる。パワハラの定義が難しい」

――自宅と教会の建築に関しては?

「今、書類を集めている最中です。適切な利益を会社が取っているのかどうか、という観点で監査役として見ていきます。自宅の建築に関してはまだ(工事が)完全には終わっていない状況で、最終精算に至らないとわからない部分もある」

――最終的には兼井氏にもヒアリングをする?

「そうですね。『監査役が機能していない』と言われるのは避けたいので、そこは徹底して厳しくやります」

東京・三鷹にある本社

 兼井氏はどう受け止めているのか。質問状を送ると、監査役による調査中のはずだが、飯田GHDの経営企画部より、メールでこう回答があった。

「会社で調査を行った結果、何ら問題のある事実はありませんでした」

 株主総会が6月24日に控えており、兼井氏の説明が注目される。

 6月22日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および6月23日(木)発売の「週刊文春」では、兼井氏のパワハラを訴える複数の社員の証言や、教会の神父への直撃取材などを含め、詳しく報じている。

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