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「コロナ禍で群馬・長野地方に足を運ぶ機会が少なくなっていて、私たちは群馬・長野と東京を結ぶことをテーマに考えて出店しました。それが横川発の荻野屋でした」と浦野さんは切り出した。
「今まで駅弁コーナー、デパートの駅弁祭りなどでしか入手できなかった峠の釜めしですが、丸の内や有楽町、神田にお勤めの方の昼ご飯として、荻野屋の伝統的なお弁当を提供しようと考えました」という。
また、夜は、群馬県・長野県の食材を使用した料理や地酒、荻野屋の弁当惣菜を中心とした立ち飲みの業態になるという。
神田店でそばを発売した理由は?
神田店では「峠の釜めし」だけでなく荻野屋でも人気のそばを販売している。新幹線軽井沢駅で販売しているそばと同じものを神田店で食べることができるという。
その理由を聞いてみると次のような回答が返ってきた。
「荻野屋では峠の釜めしを発売する前からそばの販売をスタートしていました。当時からそばは自家製麺で、峠の釜めしが発売になってからも、そばの人気は高かったわけです。それで、神田店でもそばを取り寄せ販売することになりました」