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ボロボロになったスヌーピーのぬいぐるみと一緒に寝ていた小野容疑者

「UFOキャッチャーで取ったような、大小様々な人形が、たくさん部屋に飾られていたんです。特に大事そうにしていたのは、ボロボロになったスヌーピーでした。小野さんは寝る時にも、一緒に布団に入れて寝ていました。起きているときは、普通の世間話をしていても話が全くかみあわないので、何か病気を持っている人だとはすぐにわかりましたね。ただ、暗い雰囲気の人ではありましたが、病んでいる割にはライブに行ったりと人生を楽しんでいて、明るい性格だった時期もあるんだろうなと感じました。私の場合、仕事も外出もままならず、風呂にすら入る気にもならないですから…」

 小野容疑者はAさんに自身の身の上話についても語り始めたという。

「小野さんは北海道育ちで、若い頃は自衛隊に所属し、その後ボスニアで傭兵をしていたと話してくれました。帰国してからは、住宅販売や、キャバクラの店長をやっていて、その後はタクシーの運転手になったようです。ただ、運転手の時期にうつ病を発症して、運転を禁止され無職になってしまったと。30代半ばで結婚したものの、2年半で離婚したようで、娘もいましたが『離婚後は会えていない。会いたい』と悲しそうでした。お父さんが脳梗塞で亡くなり、お母さんは施設に預けることになり、『自宅をそのうち整理しなきゃな』と疲れたように話していました」

自衛隊時代のタイピン(小野容疑者のInstagramより)

 実際、小野容疑者が結婚していた時期に過ごした住宅の近隣住民によると、当時はタクシー運転手をしながら家族3人で仲良く暮らしていたという。ただ、夜間を中心とする仕事だったためか、雪かきなどの共同作業に寝坊して注意されたりと、どこか周囲に溶け込めない性格だったようだ。

「こんな父ちゃんでごめんな」「欲を言えば家族がほしい」と家族への未練

 だが、結婚生活もわずか2年半で終焉を迎えてしまう。それから10年以上経った今年の小野容疑者のツイッターでは、「明日は娘の誕生日 もう18歳かぁ…こんな父ちゃんでごめんな( ;∀;)」「欲を言えば家族がほしい」といった家族への未練を窺わせる投稿が多い。Aさんが続ける。

小野容疑者のツイッターより

「『父が死んでから自分も死にたいという気持ちが強くなった』と話していました。小野さんは孤独を極めている人で、『誰かの役に立ちたい』としょっちゅう呟いていましたし、『死にたい人を殺すことでしか役に立てない』とも話していました。ただ当時の私は、この人には殺されたくないな、と思ってしまったんです。しかも、帰宅後にはLINEで『殺す前にやらせて』と性行為を求めるメッセージが来たため、ツイッターをブロックしていったん関係は途絶えました」

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