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本田氏のファンドは上位10位に入る“大株主”
18年、本田氏ら9人の個人投資家を引受人とした第三者割当増資を実施。本田氏は当時、同社の〈顧客に合わせた完璧なサポート〉と〈科学的・論理的に分析して作成されたカリキュラム〉などを絶賛するコメントを出していた。加えて公式アンバサダーにも就任し、以降、テレビCMにも出演している。本田氏のファンドは上場時点で上位10位に入る大株主だ。
だが、順風満帆というわけではなかった。
「東京を中心に校舎を開校してきましたが、新型コロナの影響を受けたのです。21年8月期決算では、前期比約2億円の減収。本田氏を起用した大々的なプロモーション展開でも費用がかさみ、約4500万円の営業損失を計上。商工中金のコロナ関連の特例融資を利用し、新宿南口校、新橋校の閉鎖も余儀なくされました」(大手信用情報機関)
その後、コロナの感染状況が落ち着きを見せ始めると、業績が回復基調に転じた。今年8月期は約1億8600万円の黒字を見込み、今回の上場に至った。
「今後はオンライン事業の強化、法人顧客の拡大などに注力していく方向です。ただ、英語コーチング業界は乱立状態でもある。“ご祝儀相場”の面もあり、経営の先行きは不透明です」(同前)
上場がゴールではない。
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