「週刊現代」人事混乱に「偉くなりたかったら、女になった方がいい」発言 講談社No.3常務が辞任した

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「今の時代、LGBTは最も権利が強いからね」

「鈴木氏は5月下旬、週刊現代の編集部員全員と個別面談を行ったのですが、ある社員との面談の場でかなり問題のある差別的発言をした。これが知れ渡り、騒動が過熱したんです。これが辞表提出の最後の一押しになったと思う」(前出・A氏)

 その差別発言とは、次のようなものだった。

「今は女性が強い時代なんだ。男は生きてるだけでパワハラ、セクハラ。○○(相手社員の名前)の存在自体もパワハラ、セクハラなの。だからお前が偉くなりたかったら、性別を変えて女になった方がいいよ。今の時代、LGBTは最も権利が強いからね」

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 結局、6月19日に鈴木氏は辞表を提出、22日の役員会を経て、正式には6月26日付けで受理されたという。

週刊現代

 鈴木氏を直撃した。

「今回のことは残念ですけど、まあ自分に責任があるので辞めることにしました」

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――面談時の発言については?

「今はこういうの『不適切』って言うんですね、僕知らなかったけど。まさか録音されていたとはねえ。でも本当に発言については反省している。会社にも、申し訳ない思いで一杯です」

 講談社に質問状を送ると、概ね次のように回答した。

「職場環境に問題があったことは認識しており、社員が安心して働ける場を提供できるよう努めていくことに変わりはありません。ハラスメント、性差・LGBTQ+にかかわる差別は、決して許されるものではないと考えます」

 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、5月から6月19日の辞表提出までを追った約5000文字に及ぶ完全ドキュメントを掲載。パワハラを受け休職した社員による問題点を整理したレポートや、労働組合の緊急アンケートの中身、直撃した際の鈴木氏の本音などを報じている。