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《ついに解散命令請求》統一教会“元2世信者”小川さゆりさんの夫が初めて明かした妻との“本当の関係性”「妻は神社でお賽銭をめちゃくちゃ渋ってたんです」

小川さゆりさんの夫・小川りょうさんインタビュー #1

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : ニュース, 社会, 政治

note

妻・小川さゆりとの“本当の関係性”

――これまでさゆりさんについては多くが語られてきましたが、一方であまり語られてこなかった小川さんについて「どんな人なんだろう」と気になっている人も多いです。

小川 ネット上のいわゆるまとめサイトで「職業は弁護士」とか書かれているのを目にしたことがあります。それ以外にも色々と情報が書き込まれていて、思わず笑ってしまいましたね。ちなみに弁護士ではありません。文字を読むことが多い仕事ぐらいに考えていただければと思います。

――噂ということで聞くと、さゆりさんとの関係性についても色んな声を聞くことが多いのでは?

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小川 多いですね。例えば「洗脳しているんじゃないか」とか。昨年の会見がすごく目立ってしまったので、それで「操っている」みたいなイメージになってしまったのかもしれませんが、妻や他の被害者の方々が言っていることをまとめて、こうした法律にしてほしいとかを議員の先生方から見て、拾いやすい形に整理してまとめる役目というだけです。そもそも妻は政治や法律に明るい人ではないので、たまたまそういった方面に妻よりは感覚がある自分が、まあ分担作業みたいな形で協力しています。

会見時に涙を流した小川さゆりさん

――では、マネージャーみたいなのともちょっと違いますね。

小川 そうですね。だから隠れちゃうとかえって後ろから洗脳してるみたいな感じになっちゃうと思ったので、一応自分がどういう人間かはなんとなく発言するために「小川さゆ郎」というSNSアカウントを作った、という経緯があります。

――そもそも小川さゆりさんとは、どのようにして出会ったのでしょうか。

小川 初めて直接会ったのは、ある女性アーティストのライブです。まだマイナーなアーティストでしたけど、初めてワンマンライブをやるということで、妻は当時関西地方に住んでいましたが、わざわざ上京して見に来ていました。私も妻も、彼女のかなりのコアなファン。日頃からTwitterで10人くらいで集まってやりとりしているコミュニティ仲間でした。ライブ後にミニオフ会みたいな感じで「初めまして」と会った。でもその時は特段、仲良くなったとかではなくて、あくまで挨拶程度でした。そこから妻に限らずコミュニティの距離が縮まってLINEとかでも話す機会が増えたんですけど、最初はお互い恋愛対象とかでは全くありませんでしたね。

小川さゆりさん ©石川啓次/文藝春秋

――統一教会との関係を聞いた最初のタイミングは?

小川 特別な話をしていたわけではなくて、話していた時にスッと出てきた感じですね。たしか「親がやばい宗教やってて……」っていう感じで、最初は具体的な名前は出ませんでした。ただとにかく親と仲が悪いっていう話になって、自分もそこまで親と仲良くないので共感する部分があったんです。