『1分書評』は「本の話WEB」に公開された書評コラムです。「1分で名著に出会える書評」というテーマで複数の著者（俵万智さん、ヤマザキマリさん、門脇舞以さん、阿野冠さん）が交代で執筆されました。尾崎世界観さんは2015年7月30日よりスタート。「本の話WEB」が文春オンラインへ移行する直前の2016年12月まで連載が続きました。
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居場所が無いという事は悲しくて辛い
『永い言い訳』 （西川美和 著）
あの苦みを少しは好きになれたのかも
『キャベツ炒めに捧ぐ』 （井上荒野 著）
繋いだ手の中の冷たい部分を探してしまうのは昔からの癖だ。
『よるのふくらみ』 （窪美澄 著）
百円の憎しみ
『憤死』 （綿矢りさ 著）
地球が何回まわろうとも
『たまきはる』 （神蔵美子 著）
一つお願いがある。
『死にカタログ』 （寄藤文平 著）
呆れたあいつの話
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 （古賀史健 著）
書評
『サーチエンジン・システムクラッシュ』 （宮沢章夫 著）
同窓会
『つむじ風、ここにあります』 （木下龍也 著）
それまでとそれから
『あとかた』 （千早茜 著）
あの曲がりくねった坂道
『まっすぐ』 （橋口亮輔 著）
置いていかれる
『愛のようだ』 （長嶋有 著）
眠れない夜
『羊と鋼の森』 （宮下奈都 著）
快感の後処理
『報われない人間は永遠に報われない』 （李龍徳 著）
声が出なくなった日
『夜を乗り越える』 （又吉直樹 著）
別れは突然やってくる
『あのひとは蜘蛛を潰せない』 （彩瀬まる 著）
