修了後、14年にNHKに入局。長崎放送局、福岡放送局を経て18年に東京アナウンス室に異動。報道番組を担当する傍ら『ブラタモリ』でタモリと、冒頭の植物番組では山田と共演。『星野源のおんがくこうろん』の撮影の合間には、星野と音楽談義に花を咲かせていたという。
私利私欲がない、背伸びをしない
「林田さんにはカリスマの隣が似合う」
こう絶賛するのは、『植物に学ぶ生存戦略』で脚本を務める竹村武司氏だ。
「誠実を絵に描いたような方で、私利私欲がない。背伸びをしないし、知ったかぶりしないし、自分の気持にウソをつかない。好きな芸能人を聞いた時は岡田将生さんなど、数々のわかりやすいイケメンを挙げていて、そんなところも素直だなぁと(笑)」
竹村氏によると彼女は、神の言葉に耳を傾ける「巫女のよう」だという。
「植物の魅力に憑かれて狂気の世界にいる山田孝之に、本気で戸惑い、本気で耳を傾ける。たとえ『うんち』って言っても品がある方なので、つい番組内の演出でおじさんを踏みつけて貰ったりしてしまう。だからご家族にはさぞ恨まれているだろうと思っていました。でも長崎のお祖母ちゃんは凄く気に入って毎回『面白かった』『楽しかった』と感想を送ってくれているそうで、安心しました」
林田アナが大事にしているタモリの教え
彼女が大事にしているというのが、タモリの教えだ。
「仕事をするな。遊びだと思ってやらないとダメ」
次期エースの呼び声も高いが、その教え通り、出世レースもどこ吹く風。「野心がないし、我もない。それが一番の魅力」とNHK関係者は口々に力説した。
快進撃は、もうどうにも止まらない?