NHK「ブラタモリ」の5代目アシスタントを務め、今年4月から『ニュース7』を担当するなど活躍中の林田理沙アナウンサー(32)が結婚していたことを「サンスポ」が報じた。東京藝術大学卒という異色の経歴を持つ林田アナの素顔を報じた「週刊文春」2022年5月5日・12日合併号の記事を全文公開する。
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「うわっ、なんですか? 臭いですね」
「はい、この植物の名前はヘクソカズラです。このヘ、は何だと思いますか?」
「ヘ、ってオナラですか」
「では、クソは」
「う、うんちですか」
この珍妙な一幕は、NHKの教育番組『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』での山田と、聞く人・林田理沙アナウンサー(32)のやりとり。植物の生態について山田がユーモア溢れる解説をし、林田アナが真面目に受け止めるのがウリ。今、その彼女の人気が急上昇中なのである。
東京藝大の指導教官が語る素顔
「愛称は『リンダちゃん』。『ブラタモリ』で訪れた銀閣寺で円錐型の向月台を『プリンみたい』と評するなど“天然”なところも。4月から『ニュース7』に起用されました」(NHK局員)
長崎で生まれ、神奈川で育った林田。湘南白百合学園を経て東京藝術大学音楽学部楽理科、同大学院音楽研究科で学んだ異色の経歴の持ち主だ。
5歳からピアノを習っていたが、高校2年生で出場したコンクールで指が止まってしまい挫折。「音楽で世の中に貢献したい」と音楽番組のディレクターに憧れたが、友人の勧めでアナウンサー志望に転向した。藝大の指導教官・大角欣矢教授が回顧する。
「彼女はショパンが好きで、『日本におけるショパン受容』という面白いテーマに一貫して取り組んだ。ごくごく真面目な、ごくごく普通の学生さんという印象でしたから、『アナウンサーに受かりました』と報告された時はびっくりした」
同級生の西本龍太朗氏は、楽理科夏合宿の夜に勃発した“ショパン論争”が印象に残っているという。
「僕らアンチショパン派が『ショパンなんて大したことない』と持論をぶちまけた。でも精神年齢が僕らよりずっと上の林田さんは、若気の至りのどうしようもない意見にも、笑顔で耳を傾けてくれていました(笑)」