昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2019/12/07

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 社会, 歴史

プレッシャーに負けない小室圭さん

 男系男子の原則を守っていくとなると、将来にわたって、皇室に嫁ぐことになられる女性への「皇統を維持しなければならない」という国民の大きな期待からの重圧は計り知れないものになるだろうことは容易に想像ができます。民間から皇室に入られる方は自らに向けられる視線から何から、それまでの生活とは一変するわけですから、心のご負担も相当のものになるでしょう。

 そんなプレッシャーに負けなさそうなイメージのある方ということで思いつくのは、眞子さまのお相手として報じられてきた小室圭さんかもしれません。ただ、一般的な国民目線からは、むしろプレッシャーを重すぎるほどに感じ、真摯な姿勢で受け止めるくらいの方のほうが受け容れやすいだろうとは思いますが。

眞子さまと小室圭さん ©JMPA

 いま小室さんのご婚約がなぜ疑問視されているかといえば、小室さんの金銭的な問題や、お母様のお振る舞い、皇室に縁する方となられるにはやや不適切と思われるような風情の写真が流出したからでしょう。特に小室さんを擁護する気はありませんが、もしもこの方の家柄がとても素晴らしいなど条件面での事情が異なっていたなら、報道する方の姿勢はどう変わったのだろう、みなさんもどうお考えになったのだろう、という素朴な疑問は持ちました。

 個人の意思とロイヤルファミリーとしての責務のどちらを優先するかという問題は、どの国にも生起し得る課題です。イギリス王室では、アン王女の離婚、再婚問題、チャールズ皇太子の不倫とダイアナ妃との離婚、そしてダイアナ妃が王室を離れてからの死など、報じられた当時は連日連夜世界中でニュースが流れ、王室へのバッシングが起こりました。それでも、イギリス国民の王室に対する敬愛の気持ちは消えてはいないように思います。

秋篠宮ご夫妻と悠仁さま ©JMPA

 本当に大切なことは、日本国の象徴としての天皇がいつまでも国民に敬愛され、天皇家が続いていくには、何を優先すべきかということをもう一度しっかり一人一人が考えていくことなのではないかと思うのです。この議論を進めていくには、より寛容な姿勢と柔軟な発想が求められるかもしれません。

 ただそうして議論をしていくこと自体に大きな意味があり、それが日本国と国民の姿をより新しい時代にふさわしい形へと導いていくのではないかという希望を持っています。

この記事の写真(6枚)

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー
z