受信料を払っている人たちには「知る権利」がある
実際、NHKについて知りたいことはたくさんある。
《前川喜平・前文部科学事務次官が「最初にインタビューされたのはNHKだが、放送されない」と明かし、政権への配慮があったのではないかと指摘された。》(毎日新聞 12月7日)
加計学園問題で、NHKが前川氏の独占インタビューをなぜかお蔵入りさせたという噂は当初からあった。前川氏も公言している。ずっと不思議だったがどういう理由でお蔵入りになったのか、受信料を払っている人たちは「知る権利」があるというのである。素晴らしいではないか、受信料システム。
NHKに関して知りたいことはたくさんある
今回、裁判でNHKと争った男性は何と主張しているのか。
《今回の裁判は2006年にテレビを設置した後、「偏った放送内容に不満がある」と受信契約を拒んでいた東京都内の60代男性を相手取り、NHKが契約締結や未払い分の支払いを求めて11年に提訴。》(毎日新聞 12月6日)
男性は「偏った放送内容に不満がある」と主張したらしい。
男性が訴えられた3年後にこんなことがあった。NHKの会長に就任した籾井勝人氏が「政府が『右』と言うものを『左』と言うわけにはいかない。政府と懸け離れたものであってはならない」と発言したのだ(2014年1月25日)。そう考えると男性の主張は無茶苦茶とは思えない。むしろ共感する人は多いのではないか。
NHKに関して知りたいことはたくさんある。のど自慢に出てる人たちは受信料を払っているのか。オヤジジャーナルが書き立てるように紅白歌合戦の出場には何らかの「枠」が存在するのか?
みんなで受信料を払って、NHKに知る権利を行使しませんか。