「僕も観たんですけど――」
「週刊文春」の取材に、眉間に皺を寄せながらそう答えるのは、極楽とんぼの加藤浩次(53)。彼が「観た」というのは、アンガールズの田中卓志が司会の「呼び出し先生タナカ」(フジ系)だ。
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『めちゃ×2イケてるッ!』の“期末テスト企画”と酷似
4月24日から、日曜夜9時枠で始まった新番組呼び出し先生。小中学生レベルの学力テストをタレントが受け、珍回答を紹介して順位を発表するというバラエティだ。が、その内容が物議を醸している。発端はナインティナインの岡村隆史が5月12日のラジオでこう語ったことだ。
「こんな悲しいことある?」
フジ局員が言う。
「岡村の代表番組『めちゃ×2イケてるッ!』の“期末テスト企画”と酷似しているのです。彼はめちゃイケに強い思い入れがある。ところが、呼び出し先生のクレジットには元めちゃイケの制作陣がズラリ。仲間に裏切られたような思いでしょう」
「飛鳥さんや演者さんには了解を得ています」
なぜ“パクリ番組”が生まれてしまったのか。スタッフの一人が明かす。
「金光修社長が昨年末、中村百合子編成部長に『4月改編期の目玉は無いのか』と不満を漏らし、中村氏が戸渡和孝局次長らに『日9をバラエティにするから考えて』と指示を出したと聞きました。年が明け、戸渡氏が上げてきたのが、呼び出し先生の企画です」
その際、「飛鳥さんは知ってるんですか?」との声が周囲から上がった。めちゃイケの生みの親で、3月末でフジを退社した片岡飛鳥氏だ。戸渡氏はその片岡氏の右腕だった人物。だが、戸渡氏は「飛鳥さんや演者さんには了解を得ていますから」などと答えたという。