「1年程前、『最近になって育ってきた“太客”が毎週のようにプレゼントをくれるようになった』とA子さんは言っていました。最近では、毎日のように1対1のビデオ通話アプリで相当な金額を貢いでいたようです」(A子さんの知人)
伊勢神宮の南、海と山に囲まれたのどかな風景が広がる三重県南伊勢町で起きた、巨額横領事件。町は21日、町立南伊勢病院・主査の男性職員(38)が、病院の公金1億5000万円を横領した疑いがあると発表した。
男性職員は横領を認めているといい、28日付で地方公務員法違反で懲戒免職処分となった。既に同町の住民男性(73)が業務上横領容疑で告発状を津地検に提出。町も同容疑で刑事告訴する方針だ。
問題の男性職員が、病院や町の聞き取りに答えた大金の使途は、「アイドルグッズの購入やネットゲームへの課金」だったというが、1億5000万円もの大金をそれだけで使い切れるのだろうか。
“推し”のライブに毎回プレゼントを持って参加
取材を進めると、グッズどころではない異常すぎる“推し”への散財があったようだ。(#1から続く)
「男性職員は、メジャーデビューも果たしている女性アイドルグループのメンバー・A子さんの熱烈な追っかけでした。開催していたライブには東京だろうが名古屋だろうが、はるばる全てやって来ていたようで、最近は毎回プレゼントを持ってきていました。
昔はグループのマネージャーを経由してプレゼントを渡すシステムで、あまりにも高額なバッグなどは受け付けてもらえなかったのですが、昨年のA子さんの誕生日以降は本人に直接渡すことが“解禁”となり、歯止めがかからなくなったようです」(A子さんの知人)