その快適さから「人をダメにする」との口コミが広がり、爆発的なヒットを記録したソファ「ヨギボー」。その「ヨギボー」を販売する「株式会社Yogibo」(木村誠司会長)は、コロナ禍の“おうち需要”も追い風に、2021年には年間売上高が約240億円に達した。一方、昨年10月には男性社員が木村氏からパワハラを受けたとして1180万円超の損害賠償などを求める訴訟を起こしたことが報じられていた。

ビーズクッションで一世を風靡したヨギボー(同社SNSより)

現役社員が告発する“プロレス技パワハラ”

 そんな同社の現役社員であるX氏が「週刊文春」の取材に応じ、木村氏のパワハラの実態について明かした。

「最たる例が、格闘技好きの会長が社員に仕掛ける“試し技”です」

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「週刊文春」は、その証拠となる動画を入手。そこには、木村氏が男性社員にあるプロレス技を仕掛け、男性社員がタップしかけている様子が記録されていた。

木村誠司会長(同社HPより)

 当の木村会長はどう答えるか。会社に質問状を送付したところ、広報担当からこう回答があった。

「(技をかけるのは)パワハラには当たらないと考えております。木村は格闘技に詳しく、社員だけでなく弊社幹部や社長の友人などにも技を教えたり教わったりと、このような行いをしております。意に沿わない形ならばパワハラに当たると思いますが、木村は必ず当人の許可の上で行っています」

 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、実際の“技かけ”動画を公開。また、木村氏の暴言や“謎ルール”についても詳報している。

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