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「採尿に協力しろ」「お前はマエ(前科)があるから、調べないといかん」
――取り調べはどのように進むのでしょうか。
西脇 最初は生活安全課の刑事による取り調べでしたね。それが終わると5、6人の組織犯罪対策課の刑事が部屋に入ってきて、「採尿に協力しろ」「お前はマエ(前科)があるから、調べないといかん」と言われました。
もちろん覚醒剤なんてやっていませんから、、結果は陰性です。結局、その日帰宅できたのは23時頃でしたね。
――西脇さんは3人で暮らしていたご自宅に帰ったのだと思いますが、Aさんと息子さんはそのときどちらに?
西脇 後から聞いた話ですが、DV被害者が使用できるシェルターにいて、その後、母子寮に移動したようです。
――今は息子さんと暮らしているとのことですが、西脇さんのDVがなかったことを証明できた流れを教えてもらえますか。
西脇 Aが警察署へ相談へ行き、私が取り調べを受けた2020年1月20日の翌日、ケースワーカーが個人的に自宅にやってきて、虚偽のDVを報告するケースが稀に存在することを教えてくれたんですよ。
突然の訪問を不思議に思っていたのですが、Aが私から暴行を受けたと訴えた2019年12月3日から1月20日の取り調べまでの間に何度か面談もあったのに、、ケースワーカーの方はAと面談をしていたのに、DVについての相談を一度も受けたことがないことに違和感を持っていたそうです。もちろん時間が空いて被害を申告することはあると思いますが。
――では、ケースワーカーの方が助けてくれたんですね。