〈番組概要〉
今回の「+HISTORY」、ゲストはアニメーション映画監督の片渕須直監督、漫画家のヤマザキマリさんです。このたび、片渕さんが監督を務めたアニメーション映画『この世界の片隅に』が今年8月1日金曜日から、全国で期間限定再上映されることが決まりました。広島市から呉市へと嫁いだすずという女性の戦争中の暮らしを描く同作は、2016年に単館公開されると、1133日間も続く異例のロングラン上映となりました。公開から10年目にあたる今年の再上映ですが、かつてヤマザキマリさんは本作公開前のクラウドファンディングにも参加され、「久々に、様々な考え事の根幹でエネルギーとなってくれる作品に出合えた。本当に幸せだ」とコメントを寄せています。『この世界の片隅に』を手掛かりに、戦争と創作について語り合います。
〈ゲスト〉
・片渕須直|アニメーション映画監督
1960年生まれ。日本大学芸術学部特任教授・上席研究員。大学在学中に『名探偵ホームズ』の脚本を手掛ける。監督作はTVシリーズ『名犬ラッシー』(96)、『BLACK LAGOON』(06)、長編『アリーテ姫』(01)、『マイマイ新子と千年の魔法』(09)など多数。『この世界の片隅に』(16)、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(19)。現在、疫病の中に生きる千年前の人々を描く映画『つるばみ色のなぎ子たち』を制作中。
・ヤマザキマリ|漫画家
1967年生まれ。14歳で単身ヨーロッパに留学、17歳で絵画の勉強のためイタリアに渡り、国立フィレンツェ・アカデミア美術学院で油絵と美術史を専攻。1997年に漫画家としてデビュー。日本女子大学国際文化学部国際文化学科特別招聘教授、東京造形大学客員教授。著書に『テルマエ・ロマエ』『プリニウス』(とり・みきとの共著)『ヴィオラ母さん』『ムスコ物語』『パスタぎらい』など。
〈MC〉
・薗部真一|週刊文春エンタ+編集長
1978年生まれ。元『このマンガがすごい!』(宝島社)編集長。『翔んで埼玉』(魔夜峰央)、『万引き家族』(是枝裕和)、『この世界の片隅に 対談集』などの編集を担当。
source : 文藝春秋 PLUS動画

