“城マニア”たちが語り合う「難攻不落の名城」日本一はここだ!

春風亭 昇太 落語家
小和田 哲男 静岡大学名誉教授
ライフ 歴史
大坂城、熊本城、小田原城、山中城、戸吹城……うーん、どの城も捨てがたい。天守、石垣、堀……やっぱり堅城は魅力的だ

 春風亭昇太(以下、昇太) 小和田先生、今日は城ずくめのコーディネートで来ていただいて。

 小和田 せっかくのお城座談会ですからネクタイは松江城、ネクタイピンは姫路城、上着のピンバッジは福知山城でやってまいりました。

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 小和田哲男氏

 萩原 福知山城を改修して城下町を整備したのは明智光秀でした。ピンバッジは光秀関連のご講演か何かで?

 小和田 ええ、来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は光秀が主人公です。私は時代考証を担当していますから、福知山に行った時にいただきました。

 昇太 松江城といえば萩原さん。今月号から「文藝春秋」で「一城一食」という連載が始まりました。

萩原さちこ
 萩原さちこ氏

 萩原 お城と一緒にその土地の食文化を紹介する連載で、初回は松江城と出雲そばを取り上げています。

 小和田 お酒も取り上げているとか。城下町には自然と良い酒蔵が集まりますから、銘酒もいろいろと発見できるのではないですか。

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source : 文藝春秋 2019年9月号

genre : ライフ 歴史