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Q4.買う時に気をつけるべきポイントは?

A.キーボードの配列やディスプレイの解像度はチェックをおすすめします

 海外ではすでに広く普及しているChromebookですが、日本で本格的に普及が始まったのはここ1~2年のことです。そのため海外向けのハードウェアのまま販売されていることも多く、日本語JISキーボードではなく英語キーボードを採用する機種も少なくありません。「US配列でも構わない」という方を除けば、配列は事前に確認すべきでしょう。

 またWindowsではほぼ絶滅状態にある、解像度1366×768ドットのディスプレイを採用している製品もあります。フルHD(1920×1080ドット)の搭載を必須条件にすれば、そう大きくハズレを引くことはないはずです。メモリは、8GBあるのがベターですが、Windowsと違って4GBでもそこそこ使えてしまうので、価格次第ということになります。

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 このほか、タッチ操作への対応もポイントです。Androidアプリはもともとスマホやタブレットでのタッチ操作を前提に設計されており、アプリによってはキーボードとマウスでの操作にいまいち最適化されていない場合があります。タッチ対応のディスプレイを備えたモデルを選んでおいたほうが、いざという時の操作方法の選択肢が増えるはずです。

キーボードはこの写真のような一般的な日本語JISキーボードではなく、Enterキーが小ぶりな英語キーボードの場合があります。慣れたキーボードの使い勝手にこだわる人は要注意です
タッチ操作に対応していれば、いざという時に操作方法の選択肢が増えるほか、多くはペン入力でも利用できるので便利です

Q5.Chromebookが苦手なことはある?

A.もちろん弱点はあります。でも将来性は「大」

 Chromebookは、低スペックのハードウェアでもそこそこ快適に使える反面、重いアプリを動かすのはあまり得意ではありません。最近は一定以上のスペックを備えたChromebookも登場しつつありますが、WindowsやMacにおけるハイエンド機は存在せず、動画編集やゲームなど、スペックでゴリ押しが必要な用途には不向きです。

 またプラットフォームの歴史が浅いこともあり、専用ドライバを必要とする製品、例えばDVDの書き込みなどは、対応製品がないこともしばしばです。アプリはまだしもハードウェアでは、動作確認の対象となっていないケースも少なくなく、今後は周辺機器メーカーのサポートも不可欠といえます。

 もっとも過去の資産にとらわれる必要がないぶん進化の歩みは速く、数年後にはWindowsやMacと並び、主流のひとつになっている可能性は濃厚です。現在はサブ機としての用途が多いものの、今後はメイン機としての用途も増えてくるでしょう。まだChromebookを未体験の方も、まずはライトな用途から、機会を見つけて触れてみてはいかがでしょうか。