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――では、何故個室に”あれ“があったと思いますか?

「わかんないです。悔しいのは、秘書が車を取りにいったりしていたから、その間僕らは店の出口付近で10分~15分程度たむろしていたんです。その後、3~4人は帰って、僕やB議員は近所で二次会をしていました。そんなことがあったのなら、いつでも店にすっとんでいった。写真でみましたけど、放置されていたという”あれ“はかなりの大きさです。僕らが気づかないわけがない。それこそ何でオシッコはでてないのか? とか考えますよね。つまり、何者かが、僕らかお店を陥れるためにやったのではないか……。僕らが部屋を出てから片付けまでの空白の時間のことをいろいろ考えてしまいます」

愛知県の立憲民主党政党支部が入ったビル ©文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

「身の潔白を証明できるのでしたら何でもする」

――店主は謝罪よりもなぜこんなことが起きたのか知りたいと言っています。

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「もちろん、僕らの方でも謝罪翌日から一人一人に聞き取りをしています。最初は『体調悪くなかったか?』『臭くなかったか?』とやんわり聞きましたが、今はしっかりとそれぞれに聞き取りをおこなっています。

 会食は席替えもしてませんし、8人中4人、手前に座っていた人間は、”あれ“が放置されていた場所に近づいてもいない。残る4人はどのかたも『絶対、身に身に覚えがない』と言っています。僕としては何とかオーナーに僕らの事情をわかってもらいたく、事務所に何度か電話をしたり、オーナーと親しい先輩を通じて、説明に伺いたいと申し出ているんです。でも、なかなか取り次いで頂けず、どうしたらわかってもらえるのか……」

――オーナーが警察に被害届をだしたのはご存知ですか?

「はい、我々としてもご協力しますし、身の潔白を証明できるのでしたら何でもする。DNA鑑定でも何でもする、ただ残念なのが、物証となる”あれ“が既に片づけられてしまったこと。どうすればいいのか……」

 A県議はため息をつき、流されてしまったという「証拠」の画像をみつめていた。

 犯人特定は警察の仕事かもしれないが、オーナーがA県議らに抱く”不信感“は根深い。A県議ら当時会食に参加していた議員たちはオーナーへの「説明責任」をまずはしっかり果たすべきだろう。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。