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「左の舌骨が折れるほど強い圧力が加えられた…」《茨城23歳監禁死事件》被害者はなぜ危険な「SNSモデル」になったのか

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茨城23歳女性監禁事件 #3

genre : ニュース, 社会

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みんなに慕われて人気者だった新野さん

 娘さん2人もお母さん似でスラっとしていましたね。中学生の頃なのかな……りなちゃんがセーラー服姿で通学していたのを覚えています。友達と写っている写真を見たことがあるんですけど、りなちゃんはみんなの輪の真ん中にいて、慕われて人気者なんだろうなと思いました。2年前ごろに引っ越すということで、お父さんが1人で近所に挨拶をして回っていました」

 新野さんは東京都内の地元の小学校を卒業後、都心にある中高一貫の女子校に進学した。中高の同級生だった女性が証言する。

「りなはキャピキャピしていていつも元気が溢れている感じの子でした。なんでも楽しくやりたいというタイプで、落ち込んだりしている姿は印象にないです。物事をハキハキ言うムードメーカーで、割と人気者だったんじゃないかな。いわゆるスクールカーストの一軍。足が速くて体育祭でリレーの選手をしていたことがあったと思います。

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 両親に対しては普通の反抗期ぐらいの感じはあったと思いますけど、仲が悪いという感じじゃなかったです。家族といるというよりは、友達と遊んでいる印象の方が強いですね。遊んでいたのは竹下通り、原宿あたりが一番多かったんじゃないかなと思います」

亡くなった新野りなさん NNNより

中学時代から美容への意識も高かった

 クラスのムードメーカーとして周囲からも注目されていたという新野さん。取材に応じた同級生は、新野さんの「美」に対する意識の高さが印象に残っているという。

「中1か中2ぐらいの頃から美容への意識も高くて、『白くなりたい』とか『もちもちの肌になりたい』とか中学生ではあまり言わないようなことを言っていましたね。すごく細かったのにちょっと太ったとかも気にしていて『やばい、痩せなきゃ』とよく言っていました」(同前)

 新野さんの通っていた中高一貫の女子校は、ほぼ全生徒が大学へと進学し、有名大学に進学する生徒も多い。だがそんな同級生の中で、新野さんは意外な進路を選んだのだという。

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