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「だから、舞台の共演者が付き合うのは“職場恋愛”みたいなもんです。でも“職場恋愛”と同じように周りは関係にすぐ勘づくし、なによりも別れた時の現場の空気は最悪ですけどね(笑)」(前出・舞台俳優)

“庶民的な店で演劇論を語り芽生える”

 さらに、稽古終わりや出番終わりで飲みに行くことも多いという。

「舞台関係者には酒好きが多いんですよね。新人からベテランまで、稽古終わりでもしょっちゅう飲みに行っては演劇論に花を咲かせています。そこにはアイドルだから、俳優だから、とかは関係なく、分け隔てなく接し合う。恋愛云々を置いておいても、共演者同士の仲が深まることが多いんです。千穐楽を迎えてからも定期的に集まって飲み会が開催されることもあります」(同前)

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 2017年に行われていた舞台「レ・ミゼラブル」に出演していた生田絵梨花(25)も、出番終わりに打ち上げに参加していたことがある。当時、生田は乃木坂でセンターを務めるなど、人気絶頂期にあった。当然、周囲のガードは堅く、取材をしていても生田の姿を街中でみかけることはほとんどなかったのだが……。

2018年10月04日、「第2回 日・ASEAN音楽祭」に出演した乃木坂48。(左から)衛藤美彩、桜井玲音、松村沙友理、齋藤飛鳥、山下美月、白石麻衣、高山一実

「2017年7月4日、有楽町駅近くにある鉄板焼き店で『レ・ミゼラブル』の舞台関係者たちの打ち上げが行われていました。高級鉄板焼き屋ではなくお手頃価格な大衆店です。共演者の1人が誕生日だったようで、バースデイソングをみんなで歌ってワイワイと楽しんでいました。当時、乃木坂のトップスターだった生田さんが共演者と食事をするのは非常に珍しく、印象的な光景でした」(芸能記者)

 熱愛やスキャンダルによって、その後の人気や仕事に大きな影響を受けるアイドルたち。運営側からすると、彼女らの“恋愛”を阻もうとするのは当然のことだろう。しかしそうして溜まった鬱憤が、舞台で恋心に火をつけているのかもしれない。