1ページ目から読む
2/2ページ目

〈理不尽な精神的いじめ行為を続け…〉

〈横山氏が総監督に就任した2019年2月以降、威圧行為で選手を支配し、試合に出さない等の理不尽な精神的いじめ行為を続け、その結果、東京トレセン、関東トレセン、ナショナルトレセンにも選出されていた将来有望な選手(※編集部注 3人の選手の個人名が記載されているため略)がINAC東京を辞めました〉

〈試合開始前にU15の選手に対して「サテライト(U15)は今日走りね」と横山監督が発言。それに対してある選手が「まだ負けてもいないのに何でですか?」と言ったら横山氏は「俺の欲が満たされないから」と発言。「昨日みたいにレオンチーナ(U18)で欲を満たしたらどうですか」とその選手が言ったら「レオンチーナ(U18)を走らすのはもう飽きた」と発言〉

 横山氏に、パワハラ行為についてメールで取材を申し込んだが、「私に関することかも知れませんが、INAC在籍時の件であり、私個人の判断でお答えすることは出来ません」と回答があった。

ADVERTISEMENT

 INACに事実関係の確認を求めたところ、担当者から連絡があった。

――パワハラの事実は認められた?

「チームとしてはホワイトともブラックとも言い切れず、グレーではあるものの、それによって子供たちが苦しんでいるのであれば改善しなければならないということで、『1カ月の指導停止と2週間のボランティア活動を科す』と処分は出していました。ですが、これを横山さんが受け入れなかったので、契約満了という形を取りました。途中経過の報告書やヒアリングの報告書もWEリーグに上げており、クラブとして隠蔽していたわけではありません」
  
 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、パワハラのさらに詳細な中身や、告発に至った保護者の思いなどを詳しく報じている。

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。

※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。