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教団幹部ら12人で「約64億円」注ぎ込んだ
リストに登場するのは韓氏のほか、直属の側近女性の鄭元周総裁秘書室長、当時の北米大陸長や秘書など、国外の教団幹部ら12人。彼らの勝敗が克明に記録され、各々がギャンブルに注ぎ込んだ合計金額は実に約64億円、損失額は約9億円にも上る。
この文書について、韓国の世界本部に尋ねたが、締切までに回答はなかった。
教祖一族のカジノ好きは筋金入りだ。文氏の長男・孝進氏の元妻・洪蘭淑氏が1998年に上梓した「わが父 文鮮明の正体」(小社刊)では、当時からカジノに入り浸る教祖夫妻の実像が描かれている。その原資が、信者による献金や霊感商法によって収奪された他者の財産であることは言うまでもない。今回、小誌が入手した資料によって明らかになった統一教会幹部らの豪遊の実態は、大きな波紋を呼びそうだ。
現在配信中の「週刊文春 電子版」および「週刊文春」11月10日号では、小誌が入手した機密文書の詳しい内容に加え、賭け事を厳格に禁じている統一教会で教祖一族が唱えてきた“カジノ摂理”の内容、カジノにも同行した“教団ナンバー2”男性の正体、日本で批判が強まる中で韓氏が幹部の前で嘆いた言葉などを詳しく報じている。
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