渋谷区を横目で見るように池袋と蒲田が「どうぞウチで」
そしていまや、渋谷区がはっきりと「ハロウィンイベントは迷惑」と言い切り、マナー向上に手を焼いていたようなのですが、それを横目で見るように池袋や大田区蒲田が「ハロウィンやるならどうぞウチで」と言い始めたのは興味深い現象です。
池袋も蒲田も企業が企画する形でハロウィンイベントで発生する人流や清掃、治安などの管理を行って全体をコントロールする方向でのイベント立ち上げを検討しているのは興味深いです。大田区議の荻野稔さんもX(旧Twitter)で「当初から企業などがコストを支払って管理、警備や清掃など運用すれば良かったんだろうけど」とまで語っているのを見ると、周辺の自治体も渋谷でのハロウィンイベントは世界的に有名にはなったけど暴動化してしまって失敗、と判断しているようにも見えます。
渋谷区議の鈴木けんぽうさんは「(長谷部区長は就任当初)清掃活動や仮設トイレ・着替え場所の提供などを行って歓迎する姿勢を示していた」が「これが渋谷のハロウィンを悪化させる一因となっていた可能性は否定できず、長谷部区長は呼びかけやマナー啓発ではなく規制の強化等の直接的な抑止策を重視すべきだ」と説明しています。実際、2019年以降は路上や公園での飲酒を禁止する条例が渋谷区にでき、また、近隣の店に酒類の販売を控えるよう要請を出したりしています。区でも相応に検討して、やることはやってるんですね、という。まあねえ。それでいて、なかなかうまくいかないのは実に悩ましいところです。
渋谷ハロウィンの行き過ぎた状況に批判が集まるように
マナーを知らない客は適当にゴミは捨てるし酒飲んで喧嘩するし適当な場所でセックスするしで瞬間最大風速マックスの暴風雨的に治安が悪化することが問題で、それと同じことが渋谷区のハロウィンでも起きているんだろうとも思います。
毎年、花火大会になると見物客がより良い場所で見ようと無断でワイの管理物件の屋上に不法侵入をして、住人や外国人と喧嘩になって警察沙汰になるので、業を煮やして柵を建てたりするぐらいですからね。