
手練れの業界ウォッチャーが、新聞報道にもの申す!
★長老政治なんていらない
昔、週刊誌「朝日ジャーナル」に名物連載記事があった。現代社会のムダなものを俎上に載せる。表題はずばり、「こんなものいらない!?」。
今ならあれだろう。テレビ画面の隅っこにいつも顔を出すワイプとかいうやつ。出演者が目を丸くしたり大きく首を振ったり。それを見れば視聴者が共感するとでも思うのだろうか。それとも、顔出しが増えれば出演者が喜ぶとか。いずれにしても必要不可欠な情報とは思えない。
ただし、いらないと思う顔出しは政治報道が一番の花盛りだ。例えば自民党総裁選。日本テレビが9月14日に放映した「真相報道バンキシャ!」は見どころをこう謳った。
「“ポスト石破”元首相らの影響力」「首相経験者は誰を推す?」
菅義偉、岸田文雄、麻生太郎、石破茂の4氏。政治部長がそれぞれの推す候補と思惑を解説するが、何と焦点は「石破票」の行方とな。これには、開いた口が塞がらない。
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source : 文藝春秋 2025年11月号

