
手練れの業界ウォッチャーが、新聞報道にもの申す!
★逆の目が出た総裁選
政治報道がこれほど外れる時代があったろうか。ほとんど、決め打ちすると逆の目が出る有り様である。
公明党が10月10日、自公連立政権からの離脱を表明した。読売新聞オンラインは「国民・玉木代表『首相を務める覚悟はある』…衆院で多数握る野党、結集すれば政権交代の可能性も」と煽り立て、編集委員の署名記事で打つ。「『総総分離でしのぐしかない』公明の連立離脱でささやかれだした仰天シナリオ」。
石破茂総理と高市早苗総裁の職務分離で凌ぐ奇策。おどろおどろしい書きぶりは、大新聞のものとも思えない。仰天したのはこっちだ。
そもそも驚く話か。新総裁は保守中道が良い。そう公明党は公言していた。素直に聞けば、離脱に向けたサインだ。それを見逃したばかりか、逆に政権交代には過剰反応する。
ただし、朝日新聞デジタルは11日、国民民主党の玉木雄一郎代表の声を紹介した。「国民民主・玉木氏『現在の立憲とは組めない』 公明には協議呼びかけ」。これも最終決着に繋がるサインだ。結局は立憲民主党との政策協議が破綻し、「玉木総理」は幻に終わったのだから。
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